「あきらめない生き方」をするために「あきらめる」こと。

まあいいか

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☆このブログを読んでいただきたい方

 

・真面目で責任感が強く、手を抜くことができない方

・完璧主義に苦しんでいる方、生きづらさを感じている方

 

☆このブログで伝えたいこと

 

・「小さなあきらめ」を許すことで、心の深いところが満たされた生き方をすることができる!

・「まあ、いいか」を口グセにしよう!

 

こんにちは、きなこいぬです。

 

皆さんは、自分が子どもの頃、夢はありましたか?

私はラーメンが大好きだったので、ラーメン屋になることが夢でした。

4歳上の兄がいるのですが、子どもの頃から野球をしていて、夢はプロ野球選手になることだったので、

「にいちゃんがプロ野球に入ったときの契約金でラーメン屋を開く!」と、私は息巻いていたようです。

自分で汗をかこうともせず、いきなり他人の金を当てにしようとするあたり、なかなかの大物でした。

 

私の父はサラリーマンをしていました。

毎日夜遅くまで残業をして、休日もよく出勤していたので、母はよく冗談で「うちは母子家庭だから!」と言っていました。

そんな父の姿を見ていたからかどうかは分かりませんが、私も兄も二人とも「サラリーマンだけにはなりたくない」と言っていました。

 

そして時は巡り。

今では二人とも、立派なサラリーマンになりました笑

有り体な言い方をすれば、大人になるまでの間、私は色々な夢をあきらめ、現実と折り合いをつけながら、自分が生きる道を模索してきたということになるのでしょう。

一般的には、歳を取れば取るほど、人生の選択肢は限定されていきます。

(50歳未経験からプロ野球選手を目指す人はいないでしょう)

しかし、そのことが「不幸せ」なのかといえば、必ずしもそうではないというところが、人生の面白いところです。

 

じょうずに「あきらめる」ことの大切さ

じょうずにあきらめる

何かを「あきらめる」ということが逆に自分の人生を良くするということが起こり得ます。

今日は、皆さんに一冊の本をご紹介させてください。

諸富祥彦氏の著書『人生を半分あきらめて生きる』という本です。


 

この本は、あきらめるということをネガティブな側面からのみ捉えるのではなく、あきらめることの効用に着目した本です。

 

まず諸富氏は、思いどおりにならないのが人生であり、それでも何とか生きしのいでいくためには、「がんばること」や「あきらめないこと」と同じくらい、あるいはそれ以上に「じょうずにあきらめること」が重要だと述べておられます。

そして、「じょうずにあきらめる」というのは、どうしようもないこと、なるようにしかならないことをコントロールしようとするのをやめると共に、一方では、「心のいちばん深いところ」だけはしっかり満たされた生き方を心得ることだと述べておられます。

 

「まあ、いいか」を口ぐせにする

まあいいか

この本を読んでから、私は努めて「まあ、いいか」を口ぐせにするようにしました。

口では「まあ、いいか」と言っていても、心は全く「まあ、いいか」になれないことも、もちろんあります。

しかし、何か嫌なことがあったら、とにかく一時的に距離を置くことが大事です。

そうすると、少し引いた視点から自分の状況を見つめ直すことができ、そのうち少しずつ、状況に適応できるようになります。

私はこれを実践することで、かなり生きやすくなった実感があります。

真面目で責任感の強い人ほど「まあ、いいか」と言いづらいものです。

しかし、そんな人こそが最も「まあ、いいか」を必要としている人です。

 

絶対に譲れないものを守るために必要なこと

譲れない

人間の心は不思議です。

「小さなあきらめ」をうまく重ねていくことで、より深いところでは「あきらめない生き方」が可能になるのです。

 

(諸富祥彦 『人生を半分あきらめて生きる』 より)

 

つまり、自分を知ること

譲ってもいいものと、絶対に譲れないものが何なのかを峻別すること。

そして、絶対に譲れないものを守るために他のものを「あきらめる」ことを受け入れる。

思いどおりに行かない人生を生きていく上で、それが極めて重要だと私は感じました。

 

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

◇きなこいぬ◇

 

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