「いいかげん」ではなく「良い加減」になる

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☆このブログで伝えたいこと

 

礼儀は大事、自分が苦しいときほど大事

 

みっともないことを堂々とできる人が格好いい

 

こんにちは、きなこいぬです。

 

今日は、本を一冊紹介させてください。

私がまだ社会人になって間もない頃に読んだ本ですが、自分が仕事と向き合う上での足場のような存在になってくれた本です。

職業観も何も形成されていなかった当時、偶然にもこの本と出会えたのは私にとって幸運なことでした。

中島孝志氏の著書 『もうちょっと仕事が好きになるだけで成功できる』 です。


私が感銘を受けた点をコンパクトにご紹介したいと思います。

特に、働き出してまだ間もない若い方に読んでいただけると、本当に嬉しいです。

断られても礼儀だけは徹底的に尽くす

礼儀

商談などに臨んだものの残念ながら上手くいかなかったとき、さっきまではすごく物腰柔らかで低姿勢だった人が、急に横柄な態度を見せることがあります。

私も実際に、そのような人と接した経験があります。

これは、「今日その場の結果」しか見ていない、短期的視点に立った行為です。

 

自分の思い通りの結果が得られなかったとしても、不貞腐れたり、喧嘩をする必要は全くありません。

寧ろ、断られたときこそ、忙しい中話を聞く時間を作ってくれた相手に感謝し、精一杯の礼を尽くすべきです。

そのことが「縁」となって、また別の新たな機会につながることもあります。

 

” Courage is grece under pressure. “

私が大好きなヘミングウェイの言葉です。

「勇気とは、窮地に陥ったときに見せる気品のことである。」

思いどおりに行かないときこそ、自分の真価を問われているように感じます。

みっともないことを堂々とできる人が最高にカッコいい

スライディング土下座

これは本当に痺れましたね。

というのも、私も仕事をし始めてから、心底そのように感じるようになったからです。

「自分はどう感じるか」とか、「自分がどう思われるか」とか、本当はそんなのどうでもいいんですよね。

それを頭では分かっているつもりなんだけど・・・腹落ちして、自らの「生き様」として実践できるかどうか。

こんなに難しいことというのも中々ないと思います。

 

私はどうしても自意識過剰なところがあって、もういい大人なのにこういう生き方ができない。

スマートになんかできないくせに、格好付けようとすることもしばしば。

早く「俺が俺が」という境地から卒業したいと、未だにもがく日々です。

ちなみに中島さん曰く、いちばんカッコ悪いのは「格好ばかりつけて結果を出せない人」だそうです。

「なんとかなる」ではなく「なんとかする」のがプロ

なんとか「する」のがプロ

どんなことがあっても最後までやり抜く。

成り行きではなく、自らの行動によって「期待以上」の成果を上げるということ。

新卒だろうが未熟だろうが、給料をもらう以上はその道のプロであるということ。

それをこの本に教えてもらいました。

 

こうやって振り返ってみると、少し力が入った「べき論」が当時の私には響いたんだろうなあ、と感じます。

今は年齢を重ねて、良くも悪くも少し力が抜けてきています。

冒頭に申し上げたとおり、職業人として駆け出しの頃にこの本と出会えたことは、本当に幸運なことでした。

どういうふうに仕事に取り組めばいいのか全く分からないまま走り続けていた当時、間違いなく私の指針になった一冊でした。

この本のおかげで、少しずつ地に足つけて働くことができるようになっていったと思うのです。

 

今の時代、「べき論」のようなものは息苦しくて敬遠されがちですが。

一度「べき論」の時代を通過しておくのは決して悪いことではないと、自分で振り返ってみて感じます。

最初から力を抜いてしまっては、いいかげんになってしまうだけですからね。

ある程度カッチリとした型があって、経験を積んで、より広い視野で物事が見られるようになって、少しずつ力を抜けるようになる。

そうなることによって、いいかげん」ではなく「良い加減」になっていくのだと思うのです。

 

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

◇きなこいぬ◇

 

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