☆このブログで伝えたいこと
・『道は開ける』が超名著なのは、あなたの人生を変える具体的な習慣や行動を教えてくれるから
・名著は「読むもの」ではなく「読まれるもの」である
・今日一日を何とかやり過ごすことだけを考えよう
こんにちは、きなこいぬです。
今日は、私の人生に大きな影響を与えた一冊をご紹介します。
それは、デール・カーネギーの『道は開ける』です。
世界的な名著であり、読んだことがある方も多いのではないかと思います。
本書のすごいところは、単なる精神論には留まっていない点です。
なぜ『道は開ける』は名著なのか
例えば、あなたが職場の人間関係ですごく悩んでいたとしましょう。
それを上司に相談してみると、「細かいことを少し気にしすぎだ。そんなの気持ちの持ち方次第なんだから、考え方を変えたらどうだ」と言われました。
あなたなら、どう思いますか?
「気持ちの持ち方次第なのは分かってるよ。それを簡単には変えられないからこんなに悩んでいるんじゃないか・・・」
こんなふうに感じるのではないでしょうか。
一方、カーネギーは気持ちの持ち方を変えろなんて無茶な注文はしません。
「あなたと同じ悩みを抱えている人たちは世界中にたくさんいる、あなたは独りじゃない」
「その人たちは、苦しみの中にあって、こんな行動や習慣に取り組んだ」
「その結果、こんなふうにその後の人生が好転していったそうだよ」
このように、私たちに語りかけ、勇気付けてくれるのです。
自分と同じ悩みを持った人たちが救われるきっかけとなった、具体的な「習慣」や「行動」を紹介してくれるのです!
これこそが本書の最大の価値であり、世界的名著たるゆえんだと思います。
名著は「読むもの」ではなく「読まれるもの」
『道は開ける』は、それなりにボリュームがありますし、いま説明したように、様々な境遇に置かれた人たちに関する具体的なエピソードが山ほど盛り込まれているので、全てを通して読もうとすると、「どれが、誰の、どんな話だっけ?」と混乱してしまうことがあります。
したがって、本書の読み方としては、一度で全てを読んで理解しようとせず、パラパラ〜っとめくって「今の自分に関心があるエピソード」を拾い読みしていくことを私はおすすめします。
「本は読むものではなく、(自分が)読まれるものだ」
本書は、そんなことを強く感じさせる一冊です。
その時々の自分の問題意識に応じて、読むたびに新たな驚きと発見があります。
人生の折に触れて何度も読み返すことになる本だと思います。
前置きが長くなりました。
それでは、『道は開ける』の中から、読めば私たちが生きやすくなると感じた3つのエピソードを皆様にご紹介したいと思います。
それなりのボリュームになると思いますので、3回に分けて書かせていただきます。
本書は、多くの方の人生を変える、本物の名著の一つだと私は思います。
本稿をきっかけに、一人でも多くの方に読んでいただけたらすごく嬉しいです!
きっとあなたの生活に良い変化が起こるはずと信じています。
今日一日の区切りで生きよ
まず今日は、1つ目はのエピソードをご紹介します。
それは、サー・ウィリアム・オスラーという著名な医師・医学者についてのエピソードです。
明日の重荷に昨日の重荷を加えて、それを今日背負うとしたら、どんな強い人でもつまづいてしまうでしょう。
過去と同様、未来もきっぱりと閉め出しなさい。
未来とは今日のことです・・・・・・明日など存在しないのです・・・・・・
人が救われるのは今日という日なのです。
エネルギーの消耗、心痛、神経衰弱は、未来のことを気遣う人に歩調を合わせて、つきまといます・・・・・・
そこで、前と後ろの大防水壁をぴたりと閉ざし、『今日、一日の区切りで生きる』習慣を身につけるように心がけるべきでしょう』
(デール・カーネギー 『道は開ける』より)
「今日、一日の区切りで生きる」
私はこれを、座右の銘の一つとしています。
どういうときに意識するかというと、先のことを色々と考えてしまって不安や面倒な気持ちが強くなったとき です。
先のことを考えると、本当にろくなことがないです。
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、あれ、これはどうするんだっけ・・・」
不安でどんどん気持ち悪くなってきます。
そんなとき、「今日、一日の区切りで生きる」 これを強く意識するのです。
「今日、一日の区切りで生きる」とは、具体的にどうすればいいのか。
私はこうしています。
今日一日を何とかやり過ごすことだけ考えるのです。
そんないいかげんなやり方では先がないと思われますか?
でも、そんなことはありません。
今日一日を何とかやり過ごすことだけ考えて生きていけば、「何とかやり過ごしてきた日々」がどんどん積み重なっていきます。
その積み重ねの日々は、必ずあなたを大きく成長させています。
なぜなら、一日を何とかやり過ごすというのはそんなに簡単なことではないからです。
真剣に考え、行動しなければ、「やり過ごす」ことなどできません。
自分には分からないこと・どうしようもないことを心配するのをやめましょう。
いま自分がやれることに集中しましょう。
先のことを考えるのはやめましょう。
そんなに先のことを心配しなくても、意外と何とかなります、本当に。
本日も、当ブログをご覧いただきありがとうございます。
明日も引き続き『道は開ける』を題材として取り上げようと思いますので、お読みいただければ幸いです。
◇きなこいぬ◇
〜追伸〜
今日は美しいあじさいが咲いておりました。
今年の梅雨入りはいつになるのやら・・・ですね。